【ウマ娘】「アタシは、デバフ役…?」 聞き返すネイチャに、俺ははっきりとうなずいて見せた。
聞き返すネイチャに、俺ははっきりとうなずいて見せた。
「そうだ。後方からレース全体を見渡し、相手のチームの走者をコントロールすること、それがネイチャの役割だ。」
「それって、アタシが向いてるの、かな?」
ネイチャは髪をくるくるといじりながらも、真剣に考え込んでいるようだった。ここは、背中を押してみるか。
「お前は強力なデバフスキルをいくつも持っている。十分な素質は持っているはずだ」
「……そう、わかった」
どこか困ったような顔で了承する様子は、やや印象的に映ったのだった。
レース当日を迎えたネイチャは、どこか浮かない顔をしていた。
「ネイチャ、あの作戦で問題はないのか?別に今からだって作戦を決め直せば──」
「いいや、大丈夫。アタシやるよ、アタシに出来ることを」
パドックへと向かうネイチャを見送った俺は観客席に向かった後も、果たしてこれで良かったのかと、悩んでも答えは出なかった。
何も考えずに走るだけでは、チームの勝利は得られない。
「頼むぞ、ネイチャ」
俺は、ただただそう祈るしかなかった。
「──ああっとナイスネイチャのデバフは不発!不発です!先頭集団に大きなバ群があるにも関わらず、デバフに巻き込めたのはそのうちの1人のみ!」
「まずいな、これは…」
レースは中盤、ネイチャは必死に走ってはいる。が、レースの感覚をうまく掴めていないように見える。
俺は過去にこの状態のウマ娘を見たことがあった。これは…
「レースに、集中できていない?」
ネイチャは周りに気を取られてばかりで、思い通りの走りができていないことは明らかだった。
「それにあいつ…あんなに、苦しそうに…」
これで本当にいいのか?と、俺の中に疑問が浮かんだ。
今まで必死に頑張ってきた練習は、あいつにあんな顔をさせるためのモノだったのか?
なにが「お前らに夢を見せてやる」だ。自分のウマ娘をそんな顔にさせておいて…夢なんて見せてやれるわけ、ないだろう!
俺は無我夢中で観客席から体ごと身を乗り出した!
「ちょ、ちょっと!」
制止しようとする整備員に構うこともなく、俺はターフ一面を塗り替えるような声量で叫ぶ。
「走れっ!!!!!ネイチャ!!!」
ネイチャは一瞬はっとしたような表情でこっちを見つめ返しただけで、すぐにコースへと向き直った。しかし、全速で過ぎ去るその横顔にはどこか、覚悟の決まったようなものがあった。
…目線が前へ、向いた。
もはやネイチャの目には他の走者は映っていない。ただ真っ直ぐに、1着だけを望む強い意志だけが、その目に灯っていた。
ネイチャは驚異的な加速を見せ、追い上げ、差を詰め、そして…
「「ワアアアア!!!」」
会場は、過去にないほどの大歓声、割れんばかりの大歓声に包まれた。
レースが終わった後、控え室前で声を荒げるネイチャの言葉を俺はひたすら受け止め続けていた。
「アタシ、走った!チームのためじゃなくて、自分のために!でも…勝負はそんなに甘くなかった!他の子はチームの役割をこなしながら自分の走りが出来てて、それで…!」
俺の腕に抱き止められながらもなお、ネイチャはしばらく、泣き止むことはなかった。
その時、ふと思いついた!このアイデアは、ナイスネイチャとの今夜のセックスに使えるかもしれない!
こういうストーリーも欲しいよな
最後芝
えぇ…
良かったわ最後にベンチで冷たくなってなくて
何でアプリではクソガキクソ重女になってしまったのか
運が悪いと育成間に合わんからとりあえず穴埋めに作ったデバフ娘が走らざるをえないんやってジェミニで痛感したわ
ウマ娘攻略まとめステイヤー引用元:http://tarte.2ch.sc/gamesm/